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<リオ五輪>福原4強 闘志で壁一つ越える

女子シングルス準々決勝 4強入りした福原

 リオデジャネイロ五輪の第5日の9日は卓球の女子シングルス準々決勝で4大会連続出場の福原愛(27)=ANA、仙台市出身=が第2シードのフェン・ティアンウェイ(シンガポール)に4−0でストレート勝ちし、初の準決勝進出を決めた。
 日本卓球界を長年支えてきた第一人者が大きな壁を一つ越えた。女子シングルスで、4大会連続出場の福原が初の準決勝進出。「何があってもおかしくないのが五輪。自分らしく戦いたい」と宣言した通り、闘志むき出しのプレーで歴史的勝利を挙げた。
 第1ゲームを逆転で制して波に乗った。その後も相手を揺さぶり続けて着実にポイントを重ねる。「最後の1球まで頑張り抜くことができた」。終わってみればまたストレート勝ち。圧倒的な強さだった。
 ロンドン大会後の4年間は「すごく長く感じた」。肘、足、腰…。20年以上、第一線で活躍してきた体は悲鳴を上げていた。練習拠点である味の素ナショナルトレーニングセンターのリハビリ室。そこでさまざまな競技の故障者と接する機会を持って交流の幅が広がった。
 「肘が少し曲がるようになった」「まだ手術後3日目なんだ」。必死で復活を目指そうとするアスリートの姿を見て思った。「自分のけがなんてたいしたことがない」。そう考えたら気が楽になった。「選手人生としていい経験になった」。逆境を乗り越え、また一つたくましくなった。
 いつも胸の中に「一意専心」の言葉を刻む。「私にとって卓球は大きな主軸。一つのことに専念して頑張る」。目の前に迫った表彰台。あとは突き進むだけだ。(リオデジャネイロ・剣持雄治)


2016年08月10日水曜日


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