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<リオ五輪>福原8強 円熟期冷静な圧勝劇

女子シングルス4回戦で北朝鮮選手に勝利し、準々決勝進出を決めた福原

 リオデジャネイロ五輪第4日の8日、男女シングルスが行われ、女子で4大会連続出場の福原愛(ANA、仙台市出身)は4回戦でリ・ミョンスン(北朝鮮)に4−0でストレート勝ちし、2大会連続で準々決勝に進んだ。
 卓球女子シングルスの福原が2大会連続で準々決勝に進んだ。「興奮している中で冷静に戦えた」。27歳で迎えた4大会連続の五輪。円熟期を迎えた第一人者らしい圧勝劇だった。
 1−0で迎えた第2ゲーム。10−10となった場面で壮絶な打ち合いを展開した。両者一歩も譲らず、乾いた音が次々と鳴り響く。4試合が同時に進行する会場で、やがて観客の視線は1台に集中した。
 ポイントを奪ったのは福原。「たった一球かもしれないが、試合の流れをがらりと変えた」。会場も味方につけて「ジャポン、ジャポン」の大合唱。地球の裏からやってきたヒロインは「観客が温かい。ものすごく楽しかった」とえくぼをつくった。
 勝因は「この1カ月間、限界まで追い込んだ成果」と迷いなく言える。出国前に熱中症対策の合宿も敢行したから「どこに居ても涼しい」。準備万端でリオにやってきた。だから自信にあふれている。
 日々変わる調子の良しあしには左右されない。「落ち着いてプレーできているが、何があってもおかしくないのが五輪。自分らしく戦いたい」。4強入りすれば自身初。20年以上第一線で活躍してきた卓球の申し子が、新たな勲章を手にしようとしている。(リオデジャネイロ・剣持雄治)


2016年08月10日水曜日


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