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<甲子園>八戸学院光星延長制す

市尼崎―八戸学院光星 10回表八戸学院光星2死満塁、田城が一塁強襲の内野安打を放ち、5−4と勝ち越す

 第98回全国高校野球第3日は9日、1回戦4試合が行われ、東北勢は八戸学院光星(青森)が市尼崎(大阪)に勝ったが、東北(宮城)は横浜(神奈川)に敗れた。
 八戸学院光星は延長十回、田城の適時内野安打で決勝点を奪い、33年ぶりに出場した市尼崎を5−4で破った。

 ▽1回戦(第1試合)

八戸学院光星(青森)0000040001−5
市尼崎(兵庫)   1000001020−4(延長十回)

 【評】八戸学院光星が競り勝った。4−4の延長十回、四球や敵失などで2死満塁とし、田城の内野安打で1点を勝ち越した。打線は0−1の六回に田城の同点ソロ本塁打など6連打を含む計7安打で4得点。七、九回に制球が甘くなった主戦桜井が計3失点して追い付かれたが、十回は相手の反撃をかわした。
 市尼崎は一回に先制し、逆転された後も粘りを見せたが、最後は力負けした。

◎3番田城けん引役が決勝打

 八戸学院光星が田城の活躍で初戦を突破した。4−4の延長十回2死満塁で引っ張った強い当たりは内野安打となり、三走桜井が生還。これが決勝点となった。1本塁打を含む4安打2打点と気を吐いた左の強打者は「自分が決めてやると思っていた。勝てたのがうれしい」と喜んだ。
 一回に先制された後、五回までは再三好機をつくりながら相手投手の徹底した内角攻めに遭い、あと一本が出ない。五回終了後のグラウンド整備中、仲井監督から「厳しいコースの球は打たず、バットをコンパクトに振れ」と指示された。
 すると六回、「自分が打って流れを変えたい」と先頭で打席に立った田城が高めの直球を捉え、中越えに豪快なソロ本塁打。青森大会は打率3割1分8厘、5打点と本調子ではなかった3番打者の気迫で強力打線が目覚め、この回は計7安打で4得点と畳み掛けた。
 九回に同点とされたが、十回に田城が再び嫌なムードを振り払う。「やってくれるはず」と見守った仲井監督の期待に応え、苦しいマウンドが続いた主戦桜井を助ける一打だった。
 2回戦の相手は東邦(愛知)に決まり、田城は「左右のいい投手がいるが、次も打ちたい」と、すっかり自信を取り戻した様子。「全国制覇に向けて一戦必勝で戦う」と気合十分だった。(及川智子)

 <主戦桜井、粘りに苦しみ反省>
 八戸学院光星の主戦桜井が、市尼崎の粘りに苦しんだ。11安打4失点で完投したが、4−2の九回は連続短長打や犠飛で追い付かれ、「勝ち急いでテンポが速くなり、フォームが崩れた」と反省する。
 青森大会の準々決勝でも味方の大量点に守られながら投球が安定せず8失点。九回はその反省を生かして「何とか修正した」。落ち着いて後続を打ち取り、十回の勝ち越しにつなげた。
 次の相手は実力校の東邦。この日は一回に先制を許しただけに、右腕は「課題の立ち上がりと九回の投球に気を付けて、試合をつくれるような投球をしたい」と気を引き締めた。

<選手に感謝したい/八戸学院光星・仲井宗基監督の話>
 どんな形であれ、勝てたことがうれしく、選手に感謝したい。相手選手へのスタンドの応援は想像以上のプレッシャーだった。粘り強く戦えたことは次につながる。


2016年08月10日水曜日


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