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<戦後71年>メノコ飯味わい平和をかみしめる

再現した「メノコ飯」を食べる参加者

 戦後71年の節目を前に戦中戦後の食糧難を振り返ろうと、岩手県宮古市千徳町の千徳公民館で6日、ご飯の量を増やすため刻んだ乾燥昆布を一緒に炊き込む「メノコ飯」を食べる会があった。宮古・下閉伊地域の戦争を記録する会などでつくる実行委員会の主催で地域住民ら約20人が参加した。
 宮古地域は海藻が豊富で、食糧難の時代にはメノコ飯が多く食べられた。昆布の売り物にならない部分を雑穀のご飯が見えなくなるほど入れたという。
 今回は白米を使い、昆布も柔らかい物を全体の3割ほどにして食べやすくした。参加者らはメノコ飯を味わいながら語り合った。
 初めて食べたという深沢口ちせさん(60)は「当時はもっと食べづらかったはず。毎日昆布を刻んで用意するのも大変だったでしょうね」と戦中戦後の生活に思いをはせた。
 実行委員会の前川慧一代表(78)は「食を通じて平和の大切さを改めて感じることができた。小学校と連携するなどして今後も取り組みを続けたい」と話した。


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2016年08月10日水曜日


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