福島のニュース

<全町避難>富岡 線量や除染効果に不安集中

放射線量や除染効果への質問が相次いだ富岡町の町政懇談会=6日午前、いわき市

 東京電力福島第1原発事故で全町避難する福島県富岡町が、県内外3カ所で開いた町政懇談会が終了した。町民からは放射線量への不安や除染効果を問う声が相次いだ。
 懇談会は7日まで、東京都と福島県郡山、いわき両市で計6回開催。2017年4月の帰還開始目標を見据え、町内の復興見通しや準備宿泊について説明するのが目的で、国の担当者も出席した。
 参加した町民計221人のうち29人が発言。19人が放射線量や除染問題を取り上げ、「政府の除染長期目標の毎時0.23マイクロシーベルト(年間追加被ばく線量1ミリシーベルト)まで下げてから帰還させるのか」「除染完了後に線量が再上昇した」「飲料水は安全か」などの懸念が出た。
 東京会場では、避難指示解除後の住宅支援や高速道路無料措置の行方など、生活の先行きを心配する町民が多かった。
 政府が21日の開始を提案している準備宿泊に関しては2人が発言。「夫が病気で、一日も早く自宅に帰りたい」と希望する一方、「泊まりたいが、自宅隣に未除染の資材置き場がある」と課題も指摘された。


関連ページ: 福島 社会

2016年08月10日水曜日


先頭に戻る