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<インターハイ>富岡・ふたば未来学園女子V

バドミントン女子団体決勝 九州国際大付−富岡・ふたば未来学園 現在の校名で最後の優勝を決め仲間と抱き合って喜ぶ富岡・ふたば未来学園の仁平主将(中央)
バドミントン男子団体決勝 埼玉栄−富岡・ふたば未来学園 第2シングルスで「富岡魂」と記された応援幕を背にシャトルを追う山沢主将

 第13日は9日、岡山市のジップアリーナ岡山などで4競技が行われ、バドミントン団体決勝の女子は連合チームの富岡・ふたば未来学園(福島)が九州国際大付(福岡)を3−1で下し、富岡の単独チームで出場していた2014年以来で3度目の頂点に立った。男子は富岡・ふたば未来学園が埼玉栄に1−3で敗れた。埼玉栄は2年連続11度目の優勝。
 アーチェリー男子個人の松村昇吾(青森・三本木農)は3位決定戦で敗れた。

◎「富岡の名」歴史に刻む

 バドミントン女子団体で連合チームの富岡・ふたば未来学園(福島)がラストイヤーを飾った。富岡は東京電力福島第1原発事故の影響で本年度限りで休校となる。大堀監督は「富岡の名を歴史に残す思いを選手全員でかなえてくれた」と感動で涙ぐんだ。
 ダブルス2戦とシングルス3戦の計5戦で争う団体戦。エース級の選手を単複兼ねてエントリーするチームが多い中、大堀監督は準決勝から計7人を全て専任させた。
 「選手の負担を減らし、最高の力を発揮する」という大堀監督の狙いがはまった。準決勝は聖ウルスラ学院英智(宮城)に3−2で逆転勝ち。決勝は九州国際大付(福岡)にダブルスで1勝1敗のタイとし、シングルス1戦目で2年生の高橋が勝って王手をかけた。
 2戦目を担当したエース仁平主将は「後輩の頑張りを無駄にしない」と奮起。第1セットを落としたが、スタンドからの「富岡」コールを力に2セットを連取。仲間の歓喜の中、仁平主将は校名が入ったユニホームで涙をぬぐった。
 避難先の福島県猪苗代町を拠点にしながら、仁平主将ら3年生は富岡の名で戦い抜いた。新年度から連合チームの後輩たちは、昨春に開校したふたば未来学園として単独で戦う。「応援してくれた富岡の方々に感謝の気持ちを示せてよかった」と仁平主将。母校は消えても、忘れられない思い出ができた。(原口靖志)

<男子団体、パワーに屈し頂点届かず>

 バドミントン男子団体で富岡・ふたば未来学園(福島)の男子は準優勝に終わった。山沢主将は「今回で最後なので特別な思いがあったが…」と悔やむ。
 決勝で埼玉栄のパワーあふれる強打に苦しめられた。1−2と追い込まれた第2シングルスで山沢主将が1セットを先取したが、攻勢を止められず逆転負け。春の全国選抜大会決勝の雪辱を果たせず、山沢主将は「春とは勢いが全然違った」と認める。
 女子と並んで優勝チームとして富岡の名を歴史に残す目標はかなわなかった。山沢主将は「校名が消えるのはさみしいが、(ふたば未来学園の)後輩たちは今後も富岡の名を背負って戦ってほしい」と思いを託した。


2016年08月10日水曜日


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