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一人親家庭の看護師資格取得 青森県サポート

 青森県は本年度、母子・父子世帯などの一人親家庭を対象に、親や子の看護師・准看護師資格取得を支援し、就業を後押しする事業に取り組む。子どもの貧困に歯止めをかけるとともに、不足する看護職員の確保に弾みをつける狙いだ。

 県内の看護師養成施設8校に在学しているか、2017年4月に入学する一人親家庭の親か子のうち、卒業後に県内の医療機関で看護職で就職を希望する人が対象となる。原則として県内在住者。県は希望者を9月末まで募集している。
 県の委託を受けた県医師会が、希望者と医療機関とのマッチングを担う。資格取得後に勤務する医療機関が決まれば支援がスタート。学費(上限260万円)や在学中の生活費(年最大120万円)が最大3年間、無利子で貸与される。マッチング先の医療機関で5年以上勤務すると返還が免除される。
 人口減少対策などの重要課題に取り組む県基本計画「未来を変える挑戦」の重点枠事業の一つで、事業費は約2200万円。県が必要経費の2分の1を医療機関に補助する。看護師が2人、准看護師が7人程度となる見込み。
 県内の一人親世帯3967戸を対象に実施した実態調査(14年、有効回答数2009)によると、世帯主の職業は母子世帯の40.0%、父子世帯の7.5%がパート、臨時アルバイト。母子世帯の9.3%、父子世帯の4.9%は無職だった。年収200万円未満の世帯は母子で66.3%、父子が27.3%だった。
 県医療薬務課の担当者は「就職に活用できる資格がなく、パートなどで生計を立てざるを得ない一人親の負担減につなげたい」と話している。


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2016年08月11日木曜日


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