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<富岡準備宿泊>「彼岸から」町長が意向

 東京電力福島第1原発事故で全町避難する福島県富岡町の宮本皓一町長は10日、帰還に向けた長期の「準備宿泊」の日程案について「9月の秋の彼岸ごろから始めるのが適当」との考えを明らかにした。国はこれまで、今月21日にも準備宿泊に入りたい意向を町側に示していた。
 町議会全員協議会で明らかにした。宮本町長は、10月に開所する診療所のほか、食料品の移動販売や郵便物の集配態勢など生活関連サービスの整備が「確かな見通しとなる時期」と説明。墓参りの時期なども総合的に考慮したという。
 複数の議員から「準備宿泊を急がず、追加の除染が進んでから入るべきだ」などと政府案に慎重な意見が出た。
 協議会に出席した国の原子力災害現地対策本部の後藤収副本部長は「議会や町の意見を重く受け止める。準備宿泊の開始時期について町と速やかに協議したい」と答えた。
 町は来年4月の帰還開始が目標。国は先月、同町議会に今月21日から避難指示解除まで準備宿泊を実施したい意向を示していた。


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2016年08月11日木曜日


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