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<リオからボンジーア>みんなで渡れば

 五輪公園に接する幹線道路の横断歩道は青信号が極端に短い。10車線で約50メートルの長さがありながら、20秒足らずで赤に替わる。まともに信号を守れば、3回に分けて渡る必要がありそうだ。
 信号無視は織り込み済みなのだろう。赤信号の間、交通整理員は笛を合図に「今のうちに渡って」と歩行者に促す。車が来て危ないと思えば、両手を広げて「止まれ」の合図を歩行者に出してくれる。青信号の車を制止してまで人を渡らせる時だってある。もはや、歩行者用信号機はお飾りでしかない。
 小さい子どもの前で、信号無視をするのは、教育上良くないと思い、どこか後ろめたい気分になる。でも、この国では老若男女を問わず、赤信号でも堂々と渡る。みんなで渡れば怖くないものだ。


 「ボンジーア」はポルトガル語で「おはよう」の意。
(リオデジャネイロ・剣持雄治)
=随時掲載=


2016年08月11日木曜日


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