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<震災5年5カ月>大切な人思い 祈る場に

慰霊碑に刻まれた犠牲者の名前を確かめる関係者。奥の白い彫刻は慰霊塔

 東日本大震災から5年5カ月となった11日、仙台市が宮城野区の中野小跡地に整備していた大震災の「地域モニュメント」の完成式があった。遺族らは慰霊碑に刻まれた犠牲者の名前を手でさすりながら冥福を祈った。
 式には約400人が出席。奥山恵美子市長は「悲しい思いや痛み、そこで得られた教訓を未来に伝えていく場にしたい」とあいさつした。中野小の卒業生17人は中野小太鼓を演奏した。
 慰霊碑には震災で犠牲になった住民157人のうち、遺族の同意が得られた151人の名前を刻んだ。高さ3メートルの慰霊塔には蒲生干潟に集まる「コアジサシ」の羽ばたく姿が彫られた。
 3月に閉校した中野小の記念碑や4町内会の生活の記憶を伝える碑も設けた。
 市は6地区に地域モニュメントを整備している。これまで宮城野区の新浜と南蒲生に設置された。若林区の荒浜と藤塚は本年度、東六郷は来年度に完成する。


2016年08月12日金曜日


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