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<震災5年5カ月>再生願い 盆踊りで交流

鹿折地区の再生を祈って盆踊りをする住民たち

 東日本大震災で被災し復興土地区画整理事業で整備される気仙沼市鹿折地区で11日、まち開きを兼ねた復興盆踊り大会があった。7月下旬には災害公営住宅の一部で入居が始まり、同地区は新たな市街地に生まれ変わろうとしている。
 仮設商店街「鹿折復幸マート」を会場に市民らが盆踊りやショーを楽しんだ。式典で菅原茂市長は「避難生活をしてきた人々が帰ってくる。街のにぎわいが戻ってほしい」と語った。
 区画整理は41.9ヘクタールを海抜3メートル以上にかさ上げし、2017年度までに引き渡される。事業区域には災害公営「市営鹿折南住宅」284戸のうち110戸が先行して完成。年内に残りの住宅や、仮設から移転する商店街が順次できる。
 一方、かさ上げ工事に伴い、鹿折復幸マートの18店は9月に退去期限を迎える。店の本格再建が来年夏になる電気店経営の男性(72)は「店舗営業に1年の空白が生じるがもう自立を考えなければ」と前を向く。
 鹿折南住宅に家族3人で引っ越す無職菅野明雄さん(82)は「市街地に戻るまで10年はかかる。盆踊りなど住民が顔を合わせる機会が大切だ」と話した。


2016年08月12日金曜日


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