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<リオ五輪>愛ちゃん仕切り直し 団体戦へ

女子シングルス3位決定戦 北朝鮮のキム選手と対戦する福原選手=リオデジャネイロ

 リオデジャネイロ五輪の卓球女子シングルス3位決定戦で、福原愛選手(27)=ANA、仙台市出身=がキム・ソンイ選手(北朝鮮)に敗れ、個人種目で日本勢初のメダル獲得を逃した。「悔しさが多く、うれしさはない。しっかりと気持ちを切り替えて臨む」。12日(日本時間13日午前3時)の団体戦に向け、仕切り直す覚悟を示した。
 福原選手が練習の拠点にする味の素ナショナルトレーニングセンター(東京)の卓球場。団体戦で銀メダルを獲得したロンドンから帰国後、リオ五輪まで「あと48カ月」と書かれた紙が貼られていた。
 「何カ月だと切迫感がない。漠然として現実味がない」。昨年秋、福原選手の要望で、月から日にちに切り替わった。
 今年4月以降、体調不良の影響で国際大会の成績が伸び悩んだ。ふつふつと湧く危機感。女子代表の村上恭和監督は「練習量は(ピーク時の)半分程度。練習で自信を付けていたタイプなので練習量が全てだった」と振り返る。後がなくなった福原選手。五輪開幕を目前に控え、猛スパートを仕掛けた。
 熱中症対策を兼ねた奄美大島での合宿は「時計の短針が一周するくらい練習した」。「今まで、どこかストッパーがあった。合宿後は練習後に動けなくなるくらい追い込めた」。五輪では自己最高の4位。豊富な練習量で自信を付けた努力家のひたむきな姿が結果に表れた。
 7月1日、故郷の仙台市であったダブルス強化の合宿。必勝祈願で訪れた大崎八幡宮(青葉区)で七夕の短冊に願い事を書いた。
 「リオからメダルを持って帰って来られますように」
 2大会連続の表彰台を狙う団体戦が12日に始まる。「練習してきたものを出せている自信はある。3人で力を合わせてメダルを取りたい」。一回り成長した主将がチームを引っ張っていく。(リオデジャネイロ・剣持雄治)


2016年08月12日金曜日


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