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<リオ五輪>福原 主導権失い遅過ぎた挽回

女子シングルス3位決定戦 北朝鮮のキム・ソンイにポイントを奪われる福原

 リオデジャネイロ五輪第6日、卓球女子シングルスが行われ、準決勝で敗れた福原愛(ANA、仙台市出身)は3位決定戦でキム・ソンイ(北朝鮮)に1−4で屈して4位に終わり、個人種目で日本勢初のメダル獲得はならなかった。3回戦で石川佳純(全農)を破ったカット主戦型の回転量の多い球に苦しんで流れをつかめず、第4ゲームしか奪えなかった。4大会連続出場で初めて4強入りした福原は準決勝で李暁霞にストレート負けし、3位決定戦に回っていた。

 メダルを懸けた大一番。試合後にきらりと輝くのは潤んだ瞳だった。卓球女子シングルス3位決定戦で、福原がキム・ソンイに敗れ、日本初の個人種目での表彰台を逃した。「ものすごく悔しい。五輪はメダルを取らないと意味がない」。感情をあらわにすることなく、気丈に振る舞った。
 ねちっこいほどのカットマンに、終始主導権を握られた。ラリーで粘り強さを見せ付けられ、ポイントを奪いにいった強打はネットにはじかれる。
 相手の球の回転に慣れてきたのは第3ゲームになってから。この時は既に0−2。「もっと早く(回転を)読めればよかった」。挽回するには遅かった。
 メダルは目の前にあったが、「邪念になるので、打ち消した」。大会直前の驚異的な追い込みで自信を付け、余計な欲を捨てて目の前の一試合に集中。「語弊はあるが、ベスト4に入れるとは思っていなかった」。4度目の五輪で残した自己最高の成績は、本人も驚くほどだった。
 福原には団体戦でメダル獲得の可能性がある。「個人戦を戦った自信がある。この悔しさをぶつけたい」。日本の裏側までやってきて、手ぶらで帰るわけにはいかない。(リオデジャネイロ・剣持雄治)


2016年08月12日金曜日


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