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<ベガルタ>ピッチサイド/活躍の裏で

 J1仙台のGK関が好調だ。7月9日のG大阪戦から6戦連続でフル出場。好セーブを連発してチームを再三救い、ここ4戦負けなしの原動力となっている。
 GKでは178センチと小柄な部類に入る体を目いっぱい動かし、決定機を防ぐ。何より心を打たれるのはひたむきな姿勢だ。
 関は昨季、横浜Mから加入した六反に守護神の座を明け渡した。リーグ戦出場は、前年の33試合から2試合に激減。一方の六反は、日本代表に初選出されるなど大車輪の活躍だった。
 今季に備えるキャンプ中、「昨季はレギュラーを奪われ、悔しさはあったか」と聞いた。対抗心に燃える言葉を予想したが、返ってきたのは意外な答えだった。「悔しさより勝利のために六反がいいパフォーマンスをするにはどうすればいいかを考えていた。第2GKの役割も重要」。謙虚に話す姿が印象的だった。
 ベンチだった今季序盤の試合。ハーフタイムで引き上げる六反に駆け寄り、水を手渡すなど裏方のような姿も目にした。出番がなくても腐らずに勝利を願い続けた姿勢が、今の活躍につながっているのだろう。関のような献身性が、今後もチームに根付いてほしい。(狭間優作)


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2016年08月12日金曜日


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