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<インターハイ>新体操男子団体 名取6位入賞

 第15日は11日、島根県の松江市総合体育館などで3競技が行われ、新体操団体の男子は名取(佐藤嘉、佐藤綾、佐藤颯、高橋、菊地、南部)が6位入賞を果たした。女子の常盤木学園は25位だった。

◎震災伝える渾身の演技

 17.975。新体操男子団体で名取の6人は演技後に掲示板の得点を見て歓声を上げた。テーマの東日本大震災を全力で演じ6位入賞。佐藤嘉主将(3年)は「全てを出し切った」と笑顔を見せ、本多監督は「完璧な演技」とたたえた。
 津波被災から5年5カ月の月命日。波の音が入った静かな曲に復興の祈りを込めた。両手で地震発生時刻の午後2時46分を示す時計の針を、上下に向けた顔で希望と厳しい現実を表現。体全体を使った演技に再生への決意をにじませた。
 「地元を襲った震災を忘れないでほしいという思いを伝えたかった」と佐藤嘉主将。渾身(こんしん)の演技に大きな称賛の拍手が送られた。
 これまでは人気と評価の差に悩んだ。佐藤嘉主将、佐藤綾、佐藤颯の三つ子兄弟を軸とする息の合った演技と、本多監督が進めたダンスの要素を多く取り入れた構成で話題を集めた。しかし、高得点にはつながらず、昨年はアクシデントもあって11位に終わった。
 「点数が出ない苦しみがあった」と佐藤綾。3兄弟にとって最後のインターハイで、集大成として古里への思いを込めた「メイドイン宮城」(本多監督)のオリジナル構成で挑んだ。
 秋の全日本選手権でも披露する予定。佐藤綾は「完成度を高め、もっと多くの人に感動を届けたい」と一層の飛躍を誓った。
(原口靖志)


2016年08月12日金曜日


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