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授産製品 おしゃれに一新

試作品を手に笑顔を見せる利用者ら

 秋田市の特定障害福祉サービス事業所「ドリームカンパニーあゆみ」が手工芸「さをり織り」の布を使った商品を開発した。施設利用者が織り、専修学校の秋田公立美術大付属高等学院(秋田市)の生徒有志がデザインやロゴマークの作成で協力。今月下旬に発売する予定で、関係者は「魅力が増した商品を使ってほしい」と願う。
 さをり織りは色彩や素材、織り方に制約がないため障害者が作業しやすいという。商品はポーチやTシャツ、トートバッグなど計5種類。施設利用者が編んだ布をドット柄や魚などに切り取り、バッグの生地やシャツなどに縫い付けた。
 靴が描かれたロゴマークは「take take(てくてく)」と名付け、商品に付く。「一歩ずつ、一つずつ」との意味で、生徒らが施設利用者らと共に歩むという思いを込めた。
 同事業所は就労支援の一環で、さをり織りの布を使ってポーチやバッグなどを製作、販売していた。だがデザインの問題などから売り上げは伸びず、施設利用者の賃金も増えなかった。
 事業所を運営する社会福祉法人の職員、佐藤美智子さん(59)が今年4月、知人の公立美大付属高等学院教諭の岸上恭史さん(41)に相談。岸上さんはデザイン分野を志望する高草木美歩さん(18)ら3年生の女子3人に話を持ち掛けた。
 3人は授業や放課後の時間を使って取り組み、6月にロゴマークを作成。商品の企画案をまとめた。
 「若い感性を生かした授産製品になった」と佐藤さん。試作品を手にした施設利用者の菅原舞さん(22)は「おしゃれでかわいい」と笑顔で話した。
 商品は施設利用者と職員が制作中。27日の付属高等学院の学園祭を皮切りに、秋田市役所内のコンビニエンスストアなどで販売する。価格はポーチ500円(税込み)など。
 連絡先はドリームカンパニーあゆみ018(829)2994。


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2016年08月12日金曜日


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