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「週1回運動」31% 仙台市民スポーツ離れ進む

 仙台市が本年度実施したスポーツに関する意識調査で、週1回以上運動する市民の割合は31.1%にとどまり、前回2010年度から5.3ポイント低下したことが分かった。目標の50%を下回り、比較可能な00年度以降で初めて減少に転じた。スポーツイベントへの参加経験などほかの三つの調査項目も目標に届かず、4年後の東京五輪に向けてスポーツ機運を高めたい市に厳しい結果となった。
 調査結果の推移はグラフの通り。市や地域主催のスポーツイベントに参加経験のある市民の割合は22.8%で、目標値(40%)の約半分。40.8%だった00年度から減少傾向が続いていたが、今回は11ポイント減と大きく落ち込んだ。
 年1回以上スポーツを競技場で観戦する市民は目標の60%に対し、44.6%で前回比2.6ポイント減。00年度の20.1%からピークの08年度には47.6%と倍増したが、以降は微減が続く。
 スポーツボランティアを1年以内に経験した市民は2.9%と低迷。目標の10%と大きな開きが出た。
 有識者からは「30〜40代の働く世代や子育て世代は忙しく、スポーツ離れの傾向があるのではないか」「公共スポーツ施設で営業時間を拡大するなど、もっと利用しやすい環境整備が必要だ」などの声が上がる。
 市スポーツ振興課は「目標値の達成に向けた具体的な取り組みが足りなかった。結果を詳しく分析し、ターゲットを絞った施策で少なくとも10年度の水準回復を目指したい」と話す。
 調査は5〜6月、仙台市在住の15歳以上80歳未満の男女計3000人を対象に郵送で実施。有効回答は48.1%だった。


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2016年08月13日土曜日


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