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自転車で青森の旅 台湾人誘客に照準

奥入瀬渓流沿いを駆け抜ける台湾ロハスサイクリング協会のメンバーら=9日午後2時55分ごろ、十和田市

 青森県と北海道南の地域間に台湾からのサイクリング客を誘致しようと、津軽海峡フェリー(北海道函館市)は6〜11日、「台湾ロハスサイクリング協会」(台北市)とともに、青森県内でサイクリングツアーの検証を行った。
 空路や新幹線などを活用する「立体観光」の実践として日本航空が提案し、訪日外国人の誘致拡大に向けて県が推進しているツアー商品を活用。台湾から会員12人が訪れ、青森の夏祭り期間に合わせて5泊6日の日程を組んだ。
 一行は松山空港(台北市)から羽田経由で空路青森入りし、自転車や、レンタカーを想定した乗用車に自転車を積んで移動。奥入瀬渓流から十和田湖を目指すルートや、下北半島沿岸部を通り本州最北端の大間崎(青森県大間町)、仏ケ浦(同県佐井村)を巡るルートなど四つのサイクリングコースを走行した。
 最後は大間から津軽海峡フェリー「大函丸」で函館に渡り、函館空港から羽田経由で台湾に帰る行程で組み立てた。
 8日は五所川原立佞武多(たちねぷた)にも参加。地元住民と山車を引っ張るなど、訪日客の関心が高い「体験型観光」の要素も取り入れた。観光スポットへの立ち寄りや買い物の時間も設け、ニーズを探った。
 台湾ロハスサイクリング協会の戴祖輝(タイフィル)理事長(50)は「効率よく巡ることができる内容だった。サイクリングで青森県を巡る魅力を、実体験を交えて協会メンバーに発信したい」と語った。
 津軽海峡フェリーの高橋俊介社長室長は「立体観光は個人旅行の可能性を広げられる。今回の検証を津軽海峡圏での訪日客誘致につなげたい」と話した。


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2016年08月13日土曜日


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