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<リオ五輪>水谷銅「地味だけど、最高」

男子シングルス3位決定戦で、サムソノフを破り銅メダルを獲得した水谷

 小さい頃からの夢がかなった。卓球男子シングルスで水谷が銅メダルを獲得。日本卓球界男子初、男女を通じて個人種目で初めての表彰台に立った。「すごく興奮している。感激した」と喜びを表現した。
 3位決定戦で岐路となったのは2−1で迎えた第4ゲーム。「負ける時は一瞬、勝つ時は点数が進まない」という勝負の難しさが現れた。
 「何百試合もやってきたが、本当に1点1点が進まない」。9−10からピンチの連続を耐えると13−12で強打を拾ったロブが台の端に当たり、このゲームを奪った。
 相手のボールがネットに引っ掛かったり、台の縁に当たったりしたが、集中力を切らさなかった。粘り強い打ち合いについて「練習で身に付けるものではない。地味だけど、最高のプレーができた」と振り返った。第5ゲームも落ち着いた試合運びで40歳のベテランを振り切った。
 ロンドン大会前の全日本選手権で6連覇を逃し「敗戦を引きずった」。今年1月、選手権で3連覇を達成し「前回の五輪と違った結果が残せる。メダルが取れるんじゃないか」と自信を深めた。
 成績でも発言でも常にリーダーシップをとってきた第一人者が歴史を塗り替えた。「卓球界が何か変わるんじゃないか」。さらなる高みへ、日本のエースは走り続ける。(リオデジャネイロ・剣持雄治)


2016年08月13日土曜日


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