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終活相談プロに任せて 秋田市に支援センター

終活相談に応じる古田事務局長(左)

 人生の終焉(しゅうえん)に向けて準備する「終活」の相談を引き受ける民間の「あきた終活支援センター」(秋田市)が4月に開設され、累計相談件数が100件を超えた。墓や葬儀、住宅のリフォーム、家事代行といった多様な相談に、秋田県内13の団体、企業の専門家が対応する。センターの担当者は「終活は人生の反映であり、100人いれば100通りの考えがある。さまざまな専門家がいるので不安に応えていきたい」と話す。
 センターは今年1月に設立された「秋田シニアライフ協同組合」が運営する。鈴木道雄理事長は潟上市の寺の住職。檀家(だんか)からの相談で終活に関する潜在的なニーズに気付き、葬儀業者や墓石業者、建設業者らに協力を呼び掛けた。
 終活カウンセラーの資格を持つ古田岳大事務局長が無料で相談を受け付け、必要に応じて参加企業に橋渡しをする。
 相談は、家や墓の管理に関するものが多い。秋田市の男性(67)は、男鹿市の空き家となった実家の処分と、先祖から受け継ぐ墓を永代供養にするかどうかで悩んだ末に、センターを頼った。
 男性は「江戸時代から続く本家なので、墓の問題は大きい」と語る。相談を重ねることで方向性が見えてきたという。「行政や寺には相談できない。同じ悩みを持つ人は多いはずだ」と話す。
 古田事務局長は「漠然とした不安はあっても、伝えるべきことが分からない人もいる。悩みの交通整理をしていきたい」と語る。
 相談以外では、墓参りや家事の代行などのほか、旅行の付き添いなどの依頼に有料で応じている。受け付けは平日午前9時〜午後5時。連絡先は同センター018(827)3758。


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2016年08月13日土曜日


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