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<甲子園>盛岡大付鮮やか逆転

創志学園―盛岡大付 6回裏盛岡大付2死三塁、塩谷が左越えに2点本塁打を放ち10−7とする。捕手小林

 第7日は13日、甲子園球場で2回戦4試合が行われ、盛岡大付(岩手)が創志学園(岡山)を下し、鳴門(徳島)明徳義塾(高知)木更津総合(千葉)とともに3回戦に進出した。
 盛岡大付は創志学園に11−8で打ち勝った。序盤で4点のリードを許したが、大会屈指の好投手、高田から2本塁打を放つなど中盤に攻略した。

 ▽2回戦(第3試合)
創志学園(岡山)031003100=8
盛岡大付(岩手)00044300×=11

 【評】盛岡大付が中盤の猛攻で逆転勝ちした。
 4点を追う四回、1死から植田が左越えソロ本塁打を放つと、3連続四球で満塁とし、内野ゴロと2本の適時内野安打で追い付いた。五回は無死満塁から伊藤の2点適時打などで4得点。8−7の六回は塩谷の2点本塁打と野坂の適時打で3点を奪い、突き放した。
 創志学園は主戦高田が11安打10失点と打ち込まれ、六回途中で降板した。

◎破壊力抜群14安打

 盛岡大付が、九州国際大付(福岡)から8点を奪った1回戦に続いて打撃戦を制し、夏の甲子園で初めて2勝目を挙げた。本格派右腕高田を打ち崩し、14安打11得点。岩手勢として初の2桁得点を記録し、打線の破壊力は増すばかりだ。
 序盤は初先発の左腕斎藤が4点を失う苦しい展開。打線も高田の150キロを超える直球と鋭いスライダーに手こずったが、「絶対に捉えられる」(4番塩谷)と焦りはなかった。関口監督も「15三振しても10安打すればいい」と、早いカウントから高めに浮いた球を狙うよう指示した。
 チームは高田対策として通常より約6メートル近い距離から投げる直球を打つ練習をした上、岡山大会の映像を入念に見て、スライダーの軌道を脳裏に焼き付けた。打線が2巡目に入った0−4の四回、その成果が表れた。
 1死から3番植田が2球目の甘いスライダーを「つなぐ意識」で振り抜くと、打球は左翼席へ。「チームを勢いづけた」(関口監督)一発に高田は動揺したのか、3連続四球。ここから一気に畳み掛け、二ゴロと内野安打2本で同点にした。
 五回も高田に5短長打を浴びせて4得点。六回には塩谷が左翼ポール直撃の2点本塁打で10点目をもたらし、右腕を降板に追い込んだ。「打ち合いでは負けない」と塩谷。初の8強へ自信を深めていた。(佐藤将史)

<よく食らい付いた/盛岡大付・関口清治監督の話>
 先制された後、打って返そうと向かっていった。(序盤は)相手の高田君の投球を見て好機すらつくれないんじゃないかと思ったが、(打線が)よく食らい付いてくれた。

<菅原また3安打>
 1回戦の九州国際大付戦で決勝のソロ本塁打など4安打を放った盛岡大付の菅原が、この日も3安打と躍動。「1回戦で当たったので、いい流れで試合に入れた」と笑みを見せた。
 「打って後ろにつなぐ」2番打者の意識が打線を勢いづけた。4−4の五回は先頭打者として右前打で出塁し、無死満塁から伊藤の2点左前打で勝ち越しの生還。六回も1死から右前打と二盗の後、内野ゴロで三塁に進み、塩谷の2ランで本塁を踏んだ。
 好調の要因は入浴法。温水と冷水に5分ずつつかり、それを3回繰り返すと「次の日に体が軽くなって、調子がいい」と言う。「次も打ち勝つ野球をしたい」と力強く話した。


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2016年08月14日日曜日


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