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<リオ五輪>競歩高橋無念42位

男子20キロ競歩で42位だった高橋

 男子の20キロ競歩は松永大介(東洋大)が1時間20分22秒で7位に入り、この種目の日本勢初の入賞を果たした。藤沢勇(ALSOK)は21位、高橋英輝(富士通、岩手大出)は42位だった。王鎮が1時間19分14秒で、中国勢として2大会連続で優勝した。

◎「体が動かなかった」
 無念のレースだった。男子20キロ競歩で、今季世界最高のタイムをマークし、メダル獲得が期待された高橋が42位に沈んだ。「結果を残せず申し訳ないと思う。力不足だった」。悔しさを押し殺し、現実を受け入れるしかなかった。
 中盤までは抑え気味の集団に位置取りしていたが「なかなか体が動かず、いっぱいいっぱいだった」。14キロすぎに集団がばらけるとペースダウン。後半勝負を懸けるライバルたちから遅れ始めた。
 最後はトップと5分45秒差でゴール。「気持ちと体がうまく合わなかった。不安な気持ちがレースに出た」と初代表の23歳は振り返った。今村コーチも「(気持ちが)空回りし、歩型のバランスが取れていなかった」と分析する。
 世界記録保持者の鈴木雄介(富士通)が故障で欠場したこともあり、「結果を出さなければ」という重圧があったようだ。
 国内レースでは着実に成果を上げるが、昨年の世界選手権(北京)で47位に終わるなど、国際舞台での実績が乏しい。「何度も反省ばかり言っていられる立場ではない」。危機感が残った五輪デビュー戦だった。(リオデジャネイロ・剣持雄治)

<松永7位、日本勢初の入賞>
 陸上男子20キロ競歩で21歳の松永が、この種目で日本勢初の7位入賞を果たした。ゴール後は目を赤くし「メダルを目指していたので…。でも歴史に名を刻めた」と自らを納得させるように話した。
 ペースを上げて2位集団を一人で抜け出し、11キロ手前で先頭に追い付いた。勝負は終盤とみていたが「気分がハイになって先に進んでしまった」という。結局、後続集団に吸収され、残り4キロを切って急激に上がったペースについていこうとしたが、表彰台は遠かった。
 2014年には世界ジュニア選手権の1万メートル競歩で優勝。今大会は日本勢で持ちタイムは3番目だったが「楽な気持ちで歩けた」と重圧を感じることはなかった。4年後の東京五輪では今村コーチが「柱になる存在」と認める。松永は「東京では絶対にメダルを取りたい」と言い切った。


2016年08月14日日曜日


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