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<全村避難>古里の絆確かめ合おう

開館した飯舘村交流センター。交流回廊の階段を上がると、絵本が並ぶ屋根裏部屋がある

 東京電力福島第1原発事故で全村避難する福島県飯舘村が中心部に整備を進めていた村交流センター(愛称・ふれ愛館)が13日、開館した。村は来年3月の避難指示解除に向け、イベント開催などを続け、センターを村民と古里をつなぐ拠点にする考えだ。
 平屋のセンター(床面積約1500平方メートル)は、東日本大震災の地震で傾くなどした村公民館跡に建設。このうち木造のホールは約300人収容で、行政区数と同じ20本の県産木材を大黒柱のように配置した。
 それ以外は鉄筋コンクリートでキッチンスタジオや和室、研修室などを設置。「交流回廊」と名付けた廊下には家族や親子などをイメージした木彫を並べた。階段を上ると隠れ家のような屋根裏部屋があり、子どもが絵本を楽しめる。
 総事業費は8億5000万円で、一部は国の交付金を充てた。
 開館式には村民ら約300人が参加。菅野典雄村長は「原発事故で分かれて暮らすようになった家族が多い。離れて暮らしていても家族がベース。親子や夫婦、絆の大切さを感じてほしいとの願いがセンターには込められている」と述べた。


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2016年08月14日日曜日


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