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<ニッカ>マッサン効果で仙台工場PR棟新設

ビジターセンターのイメージ図(右側の建物)。左隣は見学者の待合所

 ニッカウヰスキー仙台工場宮城峡蒸留所(仙台市青葉区)は来春、映像やセミナーの専用室を備えたビジターセンターを新設する。同社創業者がモデルのドラマの効果で来訪者が急増しており、蒸留所の歴史やウイスキーの製造法を紹介して、PR効果を高めたい考えだ。
 ビジターセンターは鉄骨平屋造りで、延べ床面積約540平方メートル。蒸留所入り口正面の敷地に建設し、来年3月にオープンする。隣接の待合所も改修し、ウイスキーの蒸留釜「ポットスチル」を展示する。約2億6000万円をかけて整備する。
 現在の見学コースは蒸留棟や貯蔵庫を回り、ゲストホールで試飲できる。ビジターセンターでは、ウイスキーのうんちくを伝える講座なども開く予定だ。
 2日に起工式があり、同社の関係者ら約20人が出席した。子会社で蒸留所の案内を担当する仙台ニッカサービスの高梨直也社長は「ウイスキーの香りや製法を伝える映像など、感覚に訴える展示を盛り込みたい」と意気込む。
 蒸留所によると、ニッカウヰスキー創業者の竹鶴政孝と妻リタがモデルの連続テレビ小説「マッサン」が2014年9月〜15年3月に放映された効果で、15年の見学者は前年比67%増の約33万8000人と過去最多だった。それまでの記録は、大河ドラマ「独眼竜政宗」が放送された1987年の約31万8000人だった。
 蒸留所は竹鶴が新川(にっかわ)の水にほれ込んで立地を決め、今年で操業48年目。高梨社長は「宮城峡は竹鶴のウイスキー造りの集大成となった地。もっと多くの方をお招きしたい」と語る。


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2016年08月15日月曜日


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