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<甲子園>八戸学院光星 悪夢

東邦−八戸学院光星 9回裏東邦2死二塁、鈴木理(左端)にサヨナラ適時打を打たれ、ぼうぜんとする八戸学院光星の主戦桜井

 第8日は14日、2回戦4試合があり、八戸学院光星(青森)は東邦(愛知)に9−10の逆転サヨナラ負けを喫し、3回戦進出はならなかった。東邦、履正社(大阪)いなべ総合学園(三重)常総学院(茨城)が3回戦へ進んだ。
 八戸学院光星は9−2で迎えた七回に2点、八回にも1点を返され、4点リードの九回には6短長打を浴びて5点を奪われた。東邦は春夏通じて70勝目。
 履正社は1点を追う二回、山本の3点本塁打で逆転すると、さらに北野の2点二塁打で加点。先発の寺島が強打の横浜(神奈川)を6安打に抑え、5−1で快勝した。
 いなべ総合学園は八回に藤井の適時二塁打などで5点を奪い、7−2で山梨学院を下した。
 常総学院は中盤以降に打線がつながり、中京(岐阜)に8−3で逆転勝ち。

 ▽2回戦(第3試合)
八戸学院光星(青森)103020300 =9
東邦(愛知)    011000215X=10

 【評】八戸学院光星は9−5の九回に5点を奪われ、逆転サヨナラ負けした。この回、七回から3番手で登板した主戦桜井が5短長打で同点とされると、2死二塁から左前への決勝打を浴びた。
 打線は好投手の藤嶋らを攻略し、花岡の2点本塁打を含む4安打5打点の活躍などで、一時は7点差をつけた。継投で逃げ切りを図ったが、最後は相手の驚異的な粘りに屈した。

◎最大7点リード…逆転サヨナラ負け

 八戸学院光星が逆転サヨナラ負けを喫した。終盤に最大7点差をひっくり返される悪夢のような展開。七回から3番手で投げ、8失点した主戦の桜井は「甲子園の怖さを知った」と悔し涙をこらえた。
 4点リードの九回。先頭打者に左前打を許した桜井は「点差があったので、切り替えようとした」。次の打者を左飛に打ち取り、盗塁で1死二塁。右前適時打で3点差とされた後、中飛で2死までこぎつけたが、3連打で9−9の同点に。
 「追い込んでから力んでしまった。相手に対する球場の声援もすごかった」。捕手の奥村主将から「テンポが速い。自分のペースで投げよう」と声を掛けられたものの、2死二塁で鈴木理に高めのスライダーを左前に運ばれ、力尽きた。
 中盤までは八戸学院光星のペースだった。先発和田と2番手戸田が力投し、桜井は9−2の場面で救援。先発した1回戦の市尼崎(兵庫)戦で九回に2点差を追い付かれており、不安もあったが、「みんなに全力で投げろと励まされ、自信を持ってマウンドに上がった」。作戦通りの継投で「満を持しての登板」(仲井監督)のはずだった。
 「点を取ってくれた打線や、つないでくれた和田と戸田に申し訳ない」とわびる桜井を、奥村主将は「内角を攻めていこうとした結果。力は出し切れた」とかばった。(佐藤将史)

<5番花岡、5打点実らず>
 八戸学院光星は1回戦に続いて2桁安打を放った。中でも5番花岡は2点本塁打を含む4安打5打点の活躍。「迷わず振り抜いた」と言うが、まさかの敗戦に表情は暗かった。
 打線は先発した東邦の主戦藤嶋に6安打を浴びせ、三回途中でマウンドから引きずり下ろした。変化球の制球が良くないのを見た仲井監督は「(狙い球を)直球一本でいったのが功を奏した」。それでも「10点取られたら11点取らないといけない」と唇をかんだ。
 花岡は七回の第4打席で左のふくらはぎをつりながら右前打を放ち、直後に交代。「背番号をもらっている責任を果たせなかった」と肩を落とす。「甲子園は楽しい所ではなく、厳しい所だった」と言葉を絞り出した。

<もう一度鍛え直す/八戸学院光星・仲井宗基監督の話>
 この展開でチームを勝たせられず、自分の力のなさを痛感する。序盤はうまくいき過ぎたところがあった。まだまだ全国トップのレベルではない。もう一度鍛え直したい。


2016年08月15日月曜日


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