岩手のニュース

<中尊寺薪能>夕闇に浮かぶ幽玄の舞

かがり火に照らされて上演された中尊寺薪能

 岩手県平泉町の中尊寺白山神社能舞台で14日、中尊寺薪能が行われ、夕闇の中、かがり火が映し出す幻想的な舞が大勢の観客を魅了した。
 午後4時半の火入れの儀に続き、35年ぶりの演目となった能の「橋弁慶」と「葵上(あおいのうえ)」のほか、狂言「萩(はぎ)大名」が上演された。
 橋弁慶は、主役(シテ)の弁慶を広島県福山市の能楽師大島輝久さん、牛若丸を長男で小学2年の伊織君の親子が演じた。ほかの演目で、人間国宝の野村万作さんと萬斎さん親子、35年前も出演した佐々木多門さんらも出演。計約3時間にわたって迫力ある演技を舞台で繰り広げた。
 中高年を中心に、町内外から約800人の観客が訪れて鑑賞した。スズムシの音が聞こえる静寂の中、鼓や笛、謡に合わせて古典芸能のみやびな世界が夜に浮かび、舞台は大きな拍手に包まれた。


関連ページ: 岩手 社会

2016年08月15日月曜日


先頭に戻る