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<リオ五輪>卓球丹羽軽快 流れつかむ

日本―ドイツ 第3試合でプレーする丹羽(左)、吉村組

 リオデジャネイロ五輪第11日、卓球男子団体準決勝が行われ、日本はドイツを3−1で破って初めて決勝に進み、銀メダル以上が確定した。2008年北京五輪から始まった同種目でのメダル獲得は初めて。エース水谷隼(ビーコン・ラボ、青森山田高−明大出)はシングルスの銅メダルに続き、今大会二つ目のメダルとなった。17日(日本時間18日朝)の決勝で3連覇を目指す中国に挑む。
 最初のシングルスで吉村真晴(名古屋ダイハツ)が敗れた後、シングルスで水谷、ダブルスで吉村、丹羽孝希(明大、青森山田高出)組、シングルスで水谷が3連勝した。

 卓球男子団体で、日本が初のメダル獲得を決めた。準決勝でドイツを3−1で振り切り決勝へ。女子が前日に同じドイツとの対戦で敗れており、シングルス2勝の水谷は「女子の分まで頑張れた」と胸を張った。
 吉村が落とし、水谷がタイに持ち込んで迎えた第3試合のダブルスで、丹羽、吉村組が1勝を挙げたのが大きかった。とりわけ、倉嶋監督に「攻撃的だった」とうならせた丹羽の存在感が光った。
 高い技術で押すことなく、軽い身のこなしで相手を揺さぶる。「丹羽が動くと吉村も自然と足が動き、打ち負けない」と倉嶋監督。息の合った連動を発揮してラリー戦で優位に立ち、完全に流れを引き寄せた。
 丹羽は最終試合のシングルスにもつれ込んだ場合に出場する予定だった。「シングルスの分をダブルスに懸けた」。思い切った決断が値千金の勝利を呼び込み、第4試合で水谷が勝負を決めた。
 日ごろは試合で負けて悔しいと思うことがないという丹羽。ただ、初出場だったロンドン大会の団体準々決勝で2敗を喫し、「五輪で負けるのは悔しい」と珍しく感情をあらわにした。
 「リオに出て、メダルを取る」と固く誓ったサウスポー。「人生を懸けていた」という舞台で夢を実現させた。(リオデジャネイロ・剣持雄治)


2016年08月17日水曜日


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