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<台風7号>道路冠水 仙台など避難所開設

冠水した道路をしぶきを上げて走る車=17日午前9時15分ごろ、仙台市太白区根岸町の国道286号

 台風7号が接近した宮城県内は17日、激しい風雨に見舞われた。JR在来線は始発から運転を見合わせ、お盆休み明けの利用客約10万5000人に影響した。道路は各地で冠水して通行止めが発生、床下浸水の被害も出た。停電は2921戸に上った。仙台、大崎両市は避難所開設を急ぎ、早めの避難を呼び掛けた。
 JR東日本仙台支社によると、東北、仙石、仙山など県内のほぼ全ての在来線が始発から午後5時ごろまで運転を見合わせた。上下計394本が運休し、最大4時間56分遅れた。
 東北を旅行し茨城県日立市へ在来線で帰るという40代の男性会社員は仙台駅で、「運転見合わせはがっかりした。明日から仕事。高速バスか新幹線で戻るしかない」と話した。
 離島航路の欠航も相次いだ。石巻市の網地島ラインと女川町のシーパル女川汽船は終日運航を取りやめた。塩釜市汽船と気仙沼市の大島汽船にも欠航が出た。
 仙台市、石巻市、川崎町など計13市町が災害警戒本部や警戒本部を設置し、警戒に当たった。
 昨年9月の宮城豪雨で指定避難所設置が遅れた仙台市は、開設のタイミングを従来より早めた。宮城豪雨で避難勧告などを発表する前に堤防が決壊し、住宅地が冠水した大崎市は風雨が本格化する前の16日夜、避難準備情報を発表し、9カ所に避難所を開設。19人が一時自主避難した。
 県危機対策課によると、国道と県道は、川崎町の国道286号、白石市の県道白石柴田線などで最大8カ所が通行止めとなった。仙台市太白区根岸町の国道286号では冠水した車線を車が次々と走り抜けた。
 七ケ宿町関地区では2戸が床下浸水した。石巻市魚町では大波が防潮堤の工事現場に押し寄せた。
 東北電力宮城支店によると、16日夜から17日午後にかけて、仙台市太白区、石巻市、気仙沼市、栗原市、女川町の延べ2921戸が一時停電した。気仙沼市によると、新月浄水場が倒木のため停電し、約5時間後に復旧。水の供給に影響はなかった。
 石巻市は17日に予定した震災遺構検討会議のメンバーらによる大川小の被災校舎、旧門脇小校舎の視察を延期した。


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2016年08月18日木曜日


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