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<リオ五輪>双葉町仮役場から健闘に拍手

渡辺選手のレースを祈るように見守る母知子さん(左)と父善行さん

 東京電力福島第1原発事故で全町避難が続く福島県双葉町出身で、リオデジャネイロ五輪自転車男子ケイリンの渡辺一成選手(33)=日本競輪選手会、福島・小高工高出=を応援するパブリックビューイング(PV)が16日夜、いわき市の双葉町仮役場で行われた。
 約40人が参加。渡辺選手の父善行さん(67)、母知子さん(63)も避難先の神奈川県大和市から訪れ、一緒にレースを見守った。
 スクリーンに映し出される渡辺選手の勇姿に「行け」「頑張れ」「ゴー」と声援が飛んだ。1回戦、続く敗者復活戦で敗退し、ゴール直後は会場にため息が漏れたが、最後は大きな拍手が送られた。
 渡辺選手は3大会連続の五輪出場。前回ロンドン大会では、海外メディアにも被災地出身と紹介された。「古里のため」「被災地の希望」という重圧も背負い続けてきた。
 善行さんは「双葉町が避難する状況の中で、苦しかったと思う。結果は残念だが、長い間、頑張ってくれた。ご苦労さんと言いたい」とねぎらった。知子さんは「精いっぱいやったと思う。自慢の息子です」と声を詰まらせた。
 伊沢史朗町長は「渡辺選手の姿が、避難している町民に勇気と元気を与えてくれた。全町民を代表して感謝します」と話した。


2016年08月18日木曜日


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