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<リオ五輪>水谷「東京で金 見えてきた」

日本−中国 第2試合で許〓を破った水谷

 リオデジャネイロ五輪第13日、卓球の男子団体決勝で水谷隼(27)=ビーコン・ラボ、青森山田高−明大出=、丹羽孝希(21)=明大、青森山田高出=、吉村真晴(23)=名古屋ダイハツ=の日本は中国に1−3で敗れ、初の金メダルはならなかった。水谷はシングルスの銅に続き二つ目のメダル。
 男子団体決勝で中国に敗れ、銀メダルとなった日本は第2試合のシングルス、水谷が世界ランキング3位の許〓を下す金星を挙げた。「メダルよりも価値がある」。過去に一度も勝ったことのない難敵を撃破し、日本のエースが輝かしい自信を得た。
 簡単に2ゲームを取った後、猛攻を受け2−2になった。最終ゲームも7−10と追い込まれたが、ここから驚異的な粘りを見せた。「メンタルなら誰よりも強いという自負がある。10−10に持ち込めば、相手はがちがちになるはず」
 冷静さを増す水谷に対し、追い上げられた許〓はミスを重ねた。サーブからの速攻で立て続けに得点し、そのまま一気に逆転した。最後のポイントを奪うと、観客をあおるように両手を上げた。
 元々「いつも自信がない」という性格だった。個人戦で表彰台に上がり、「キャリアの中で、足りなかったものが埋まった」。世界ランク6位に欠けていた勲章を手に入れ、心身共に充実した。
 エースは4年後を見据える。「東京五輪での金メダルが明確に見えてきた」。倉嶋監督も「どこまで中国を追い詰められるか、本気で考える時期になった」。ただし、一つ条件を付けた。「水谷クラスをもう1人、2人つくらないと中国には勝てない」。今大会二つのメダルを手に入れたサウスポーに賛辞を贈った。(リオデジャネイロ・剣持雄治)

(注)〓は日へんに新のつくり


2016年08月19日金曜日


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