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大雨ですぐ冠水 山形駅前通り住民うんざり

車道に水がたまった山形県庁そばの国道286号=17日午前9時50分ごろ

 山形県庁周辺を走る国道286号と通称「駅前通り(県道16号と267号)」は、大雨が降るとすぐ冠水してしまう。台風7号で豪雨となった17日も、標高の高い県庁側から山形市中心部に向かって水が流れ、道路は川のようになった。毎度の冠水に周辺住民らからは道路を管理する県や市に対し、排水能力アップの抜本的な対策を求める声が上がっている。
 「豪雨のたびに土のうを積んで店への浸水を防がないといけない」。山形市の酒販店「国井酒店」の店主国井功一さん(50)は、駅前通りを見ながらうんざり気味に話す。国井さんは数年前、県に対策を求めたが、一向に改善されていない。
 駅前通りは片側2車線で、県庁のそばからJR山形駅前までの約3キロ。県庁前を通る国道286号と併せ、簡単に冠水してしまう。
 冠水の要因は扇状地という山形市の地形にある。県庁の標高は198メートルで、山形駅は134メートル。60メートルを超える高低差があり、奥羽山脈に降った雨が集まり、街に下っていく格好だ。
 山形市河川道路整備課によると、国道286号は現在、排水設備の整備が進むが、駅前通りは県庁そばの県道267号のスタート地点から、山形南高付近の交差点までの約1.5キロメートルには雨水管が埋設されておらず、豪雨となると側溝から雨水があふれ出してしまう。
 雨水管の設置について同課の古里薫課長は「地下には上水道やガス、光通信ケーブルが埋設されており、県や事業者との調整には時間がかかる。優先的に設置、補修を進めている場所もあり、難しい問題だ」と話す。
 雨水は一定量であれば、道路の側溝に一定間隔で設けられている金属製の排水用網に入るが、豪雨などの場合は水の勢いで水が入らず側溝からあふれ出る。解決策としては、排水用網を増やすのも一つの方法だ。
 道路設置者である県道路保全課は「市と連携しながら雨水の抜き方などを検討していきたい」と話している。


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2016年08月19日金曜日


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