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<甲子園>聖光学院4強逃す

北海―聖光学院 準決勝進出を逃し、肩を落とす聖光学院ナイン

 第98回全国高校野球第12日は18日、準々決勝4試合が行われ、北海(南北海道)作新学院(栃木)明徳義塾(高知)秀岳館(熊本)が準決勝に進出した。聖光学院(福島)の春夏通じて初のベスト4はならなかった。
 聖光学院は一回に3点を先取したが、3−2の四回に適時打2本で北海に勝ち越しを許した。その後も本塁打などで3点を追加され、3−7で敗れた。北海のベスト4は88年ぶり。

 ▽準々決勝(第3試合)
北海(南北海道)020220010=7
聖光学院(福島)300000000=3

 【評】聖光学院が逆転負けした。3−2の四回に2本の適時打で勝ち越されると、五回にはソロ本塁打とスクイズで2点を許し、八回にも適時打で1点を失った。打線は一回に1死満塁から鎌倉の左犠飛、佐藤駿の右前適時打や暴投で計3点を先取したが、二回以降はつながりを欠き、無得点に抑えられた。
 北海の主戦大西は二回以降立ち直って要所を締め、9安打3失点で完投した。

◎夏4度目の準々決勝敗退 粘り発揮できず

 2年ぶりに8強入りし、初の4強を目指した聖光学院は、またも壁に阻まれた。夏は4度目、春も含めれば5度目の準々決勝敗退。持ち前の粘りが発揮できず、松本主将は「最後の最後まで食らい付いたが、力不足だった」と泥だらけの顔に涙を浮かべた。
 打線は一回、制球が定まらない北海の主戦大西を攻め立てた。敵失を足場に2死球などで築いた1死満塁から畳み掛けて3得点。早くも主導権を握ったかに見えた。ところが、前日の東邦(愛知)戦で2失点完投した先発鈴木駿が崩れた。
 前日に133球を投げた鈴木駿は「肩や肘の疲労はなかったが、気持ちの中に疲労感があった」と言う。二回に3四死球と乱れて2点を返されると、四回は連続適時打で勝ち越しを許した。五回は先頭の川村に真ん中の直球を右中間スタンドに運ばれ、降板した。
 打線は二回以降、大西の低めの直球とスライダーを打ちあぐね、好守備にも阻まれた。3番の加納は「難しい球に手を出す打者が多かった」と振り返る。
 福島勢が夏の甲子園で最後に4強入りしたのは、磐城が準優勝した1971年。10年連続出場でも越えられない壁に、4番打者でもある鈴木駿は「東邦戦は相手をのみ込めた。今日は4強に行きたいという気持ちが先走って、淡々と試合が進んでしまった」と悔やんだ。(佐藤将史)

<斎藤「我慢強く投げられた」>
 聖光学院の2年生、3番手斎藤が3回2/3を1失点でしのいだ。2回戦のクラーク(北北海道)戦も救援で4回1/3を無失点と好投しており、「声を掛けてもらい、投げやすかった」と3年生に感謝した。
 「いつでもいける準備はできていた」と言う。五回、2番手鈴木拓が1死一、三塁のピンチを招いた場面で登板。スクイズで相手に1点が入ったものの、後続を遊ゴロに仕留め、六、七回は無失点で切り抜けた。
 3−6の八回、2死一塁から適時二塁打を浴びた。「0点に抑えれば流れが来ていたかもしれない」と残念そうだが、「我慢強く投げられたのは収穫」と成長を実感した様子だった。


2016年08月19日金曜日


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