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汚泥から水素 製造法調査 産業化促進へ

 国土交通省は本年度、下水処理で発生する汚泥から水素を製造する方法を宮城県内の下水処理施設で調査する。下水汚泥は再生可能エネルギー源の一つで、水素供給源として注目されている。県も水素活用を掲げており、国に協力して水素製造の拠点づくりを目指す。
 国交省は水素をエネルギーとして活用する「水素社会」の実現を目指し、2015年度から全国の下水処理施設で水素製造に向けた調査を進めている。本年度は県内のほか、奈良、静岡両県でも行い、年度内にガイドラインを策定する。
 北上川下流流域下水道の石巻浄化センター(石巻市)など県内7カ所の下水道施設で、9月ごろから調査を始める予定。各施設で汚泥処理の過程で出るメタンガスから水素を効率良く取り出す方法などを探る。実際に水素は製造しない。
 現在は一部施設でメタンガスを自家発電に使用している。県は昨年6月に「みやぎ水素エネルギー利活用推進ビジョン」を策定しており、国にデータを提供するなど積極的に協力する。県下水道課は「下水を使った水素エネルギーの産業化を図りたい」と説明する。


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2016年08月21日日曜日


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