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復興、地域づくり熱論 東京で被災地の学生ら

復興への思いを語り合う学生たち

 東日本大震災の復興支援イベント「STAND UP SUMMIT 2016」が東京都江東区の東京ビッグサイトであり、東日本大震災や熊本地震の被災地の学生、首都圏の学生ら約350人が復興の課題や地域づくりについて意見を交わした。
 プログラムの一つ「復興ディスカッション」には東北と熊本、東京から7人の代表が出席。宮古市の宮古一中3年の織笠倖亘さんは自宅が津波で流失した経験を語り、「地元には震災を『思い出したくない』と言う人もいる。被災者の心の復興が大切だ」と話した。
 東北福祉大2年の三浦貴裕さんは出身地の宮城県南三陸町の復興について「きっかけがあれば被災地に足を運んでもらえる。私もツアーを企画し、語り部となって多くの人に震災を伝えたい」と語った。
 熊本県阿蘇中央高2年の中嶋勝太さんは、地元の南阿蘇村の現状を「阿蘇大橋が崩落して交通が不便になり、人口も減った」と報告。「熊本のことを伝えていきたい」と力を込めた。
 学生が東北の企業関係者らと復興について議論するプログラムもあった。三陸鉄道(宮古市)や綾里漁協(大船渡市)、「スマイルとうほくプロジェクト」を運営する河北新報社など東北の新聞3社を含め、15の企業・団体が参加した。


2016年08月21日日曜日


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