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<エコラの日々>「生かし用いよ」

絵・木下亜梨沙

 今年も、ACT53仙台が主催する秋のもったいない市が近づいてきました。9月4日のエコフェスタ(アメニティ・せんだい協議会主催)の催しの一つとして恒例になっています。
 もったいない市は、市民が出店する「リユースマーケット」と、「古布の山」から成っています。リユースマーケットは、家庭で不要になったものを必要な人に渡していく場です。古布の山は、再使用してほしいという市民に古着を持ち込んでいただきます。古いシーツ、タオル、着物や毛糸も集めます。
 私がACTと出合ったのは今から10年以上前のこと。古着を集めている団体としてかねて関心を持っており、会員になった友人の後を追って私も一員になりました。
 当時は、古着や古布を市民から受け取り、事務所内で仕分けをしていました。一見処分するしかないような物も、リサイクル業者に渡ると価値あるものに変わることを知りました。
 シミが付いた古着も、木綿であれば工場の油拭きにリユース、厚手の物は自動車の内装材や建築用断熱材の反毛材料などにリサイクル、夏物は南国への輸出用にと、幅広く再利用が可能なのです。新しい発見でした。
 実は私、片付けが苦手で自分の衣服を整理できずにいます。もったいない市のたびに少しずつ出してはいますが、大々的にはまだ手つかず状態です。有効に役立てるために、そろそろ重い腰を上げなければと思っています。
 亡き義父は「生かし用いよ」が口癖でした。この言葉を聞くと心地よさを感じ、義父と共通点があってよかったと思っていました。
 義父も私も、空の菓子箱を新聞切り抜きや好きなもの入れにと重宝していました。義父は箱ごとに分類し、原稿を書く時などに生かしている様子でしたが、片や私は、切り抜きをためるばかりでした。
 そんな折にACTに出合い、「もったいない」と「生かし用いる」が私の中でかみ合った気がしました。そして、この団体で自分の暮らしにプラスになることを学びたいと思ったのです。
 ACTでの学びは私の暮らし方を変えてくれています。ずぼらな私でも、楽しく簡単に、時には奮闘して「生かし用いる」ことができます。その生かし方を、これから皆さんにお伝えしていけたらと思います。(ACT53仙台・岡菜実)


2016年08月22日月曜日


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