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<天皇杯サッカー>ソニー仙台 県代表奪還

ソニー仙台−仙台大 前半43分、ソニー仙台・内野(25)がゴールを決め、2−0とする

 第96回天皇杯全日本サッカー選手権県予選を兼ねた河北杯・NHK杯争奪第20回県選手権(県サッカー協会主催、NHK仙台放送局・共同通信社・河北新報社共催)は21日、利府町の県サッカー場で決勝が行われ、日本フットボールリーグ(JFL)のソニー仙台が仙台大を3−2で破り、2年ぶり18度目の全国大会出場を決めた。
 ソニー仙台は前半に3点を先取し、内野裕太が全得点に絡む活躍。後半は仙台大に1点差まで詰め寄られながらも逃げ切った。
 全日本サッカー選手権は27日に開幕。ソニー仙台は同日、前橋市の敷島公園サッカー・ラグビー場で行われる1回戦でJ2群馬と対戦する。

◎仙台大後半2点

 ▽決勝

ソニー仙台 3/3−0/2 仙台大
        0−2
▽得点者【ソ】有間、内野、秋元【仙】本吉、石橋

 【評】ソニー仙台が前半の攻勢で試合の主導権を握った。26分、内野が相手DFに倒されて得たPKを有間が決めて先制。43分に内野、44分には内野のパスを受けた秋元が得点した。仙台大は後半に2点を返したが、その後はソニー仙台の粘り強い守りに阻まれた。

◎ソニー仙台 前半3発主導権握る

 試合終了の瞬間、ソニー仙台の選手たちは膝や腰に手を当てて疲れ切った表情を見せた。「後半は耐えるだけだった。みんなしんどかったと思う」と荻原主将。それでも、炎天下で全力を出し切り、仙台大に攻め勝った。
 前半から飛ばした。前線で内野が体を張ってボールを収め、ラインを押し上げて攻め込んだ。前半だけで3ゴールと圧倒し、内野は全得点に絡んだ。荻原主将は「攻撃の共通理解をチーム全体でしっかり表現できた」と胸を張る。
 昨年は決勝で仙台大に10連覇を阻まれ、悔しい思いをした。「自分たちの甘さが出た」と石川監督は振り返り、この日は「挑戦者の気持ちで戦おう」と選手を奮い立たせた。中でも昨年は不調で出場機会がなかった内野は「後のことは考えず、がんがん攻めた」と気合が入っていた。攻め疲れた後半は仙台大に1点差に詰め寄られたが、集中力は最後まで途切れなかった。
 2年ぶりに戻る天皇杯の舞台。1回戦の相手はJ2群馬とカテゴリーが上の難敵だが、内野は「僕たちは挑戦者。全力でぶつかる」ときっぱり。雪辱を果たし、取り戻した気迫あふれる攻めの姿勢をJリーグ勢に見せつける。(原口靖志)

 ○…仙台大、最後まで粘りのプレー
 仙台大は2連覇を逃したが、ソニー仙台を最後まで苦しめて意地を見せた。3点を追う後半に2点を返し、終了間際にも攻撃陣が相手ゴール前になだれ込んで攻め立てた。吉井監督は「もう1点入りそうだったが…」と悔やむ。
 前半は相手の3トップに守備を崩された反省から、最終ラインを4バックから3バックに変えて修正。効果的な選手交代で攻撃も活性化した。「守備でリズムをつくって攻撃につなげられた」と榎本主将。手応えをつかんだものの一歩及ばず、「惜しかったけど、勝ち切れないのが課題」と反省を口にした。


2016年08月22日月曜日


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