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<リオ五輪>佐々木ペース変化対応できず16位

男子マラソン ゴールする16位の佐々木

 リオデジャネイロ五輪最終日、男子マラソンが行われ、前回ロンドン大会6位の中本健太郎(安川電機)に続く入賞を狙った日本勢は、佐々木悟(旭化成、秋田工高−大東大出)が16位、石川末広(ホンダ)は36位、北島寿典(安川電機)は94位に終わった。キプチョゲ(ケニア)が初優勝した。

 4年後の地元開催に向け、日本の伝統復活を期した男子マラソン。日本勢の最高持ちタイムでリオに臨んだ佐々木は16位に終わった。アフリカ勢の台頭で高速化が著しい中、厳しい現実を突き付けられたが、「しっかり走り切れた」と、日本勢最高位のゴールにすがすがしい表情も見せた。
 男子は1992年のバルセロナで森下広一が銀メダルを獲得したのを最後に、表彰台から遠ざかっている。レースは予想通り、スピード自慢のアフリカ勢が引っ張る展開。佐々木は速さこそないが、終盤の粘り、課題だった「後半のペースアップへの対応」に磨きをかけ、27キロ付近までは食らい付く意地を見せた。
 先頭集団が小刻みなペースの上げ下げで後続をふるい落としにかかる。「うまくいった時の佐々木は粘れる」(旭化成の西監督)との期待もむなしく、ペース変化に対応できず、持ち味の粘りを発揮できないまま離された。
 「納得できる結果ではなく、ペースが上がったときに余裕を持てなかった。対応ができていたかと言われるとまだまだ」と冷静に自己分析し、反省点を挙げた。
 「いつも通り平常心で」と臨んだ大舞台。表情を変えず、ひょうひょうと勝負に挑んだが、世界トップとの差を痛感させられた。30歳で初めてつかんだ夢の舞台。42.195キロのドラマは、ハッピーエンドを用意してくれなかった。(リオデジャネイロ・剣持雄治)


2016年08月22日月曜日


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