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<北塩原村長選>着服事件 百条委の結論争点に

 任期満了に伴う福島県北塩原村長選が23日告示される。第三セクター元社員による着服を巡り、村議会に設置された地方自治法100条に基づく調査特別委員会(百条委)で証人喚問された現職と、現職の責任を問わない結論を出した百条委の議論に異を唱える新人2人の計3人による選挙戦となる公算が大きい。
 無所属で立候補を予定する3人は、3選を目指す現職の小椋敏一氏(68)と、ともに新人で会社役員の伊関明子氏(61)、村議の遠藤和夫氏(61)。
 百条委は6〜7月に設置された。温泉施設運営の第三セクター「ラビスパ」で約600万円を着服した元社員に、社長を務める小椋氏が返済に充てるよう300万円を貸し付けた問題を調査。最終的には「(返済金貸し付けで)業務上横領を隠蔽(いんぺい)した責任は重い」とする報告書も、村長不信任案も本会議で否決された。
 村長選は当初、今春に立候補表明した小椋氏の無投票当選が濃厚とみられたが、百条委の結論を受け、伊関、遠藤両氏が今月、相次いで出馬表明した。
 小椋氏は農林水産業の振興などを公約に「村民本意の村づくりを進め、信頼回復に努める」と強調。2014年の福島県知事選にも立候補した伊関氏は「村政の流れを変え、安全な観光地をつくりたい」、百条委で小椋氏不信任を主張した遠藤氏は「今の村政でいいか、変える必要があるかを問いたい」と訴える。
 投票は28日で即日開票される。7月10日現在の有権者は2515人。


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2016年08月22日月曜日


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