宮城のニュース

運動部の休養週1日以下33% 教員負担増傾向

 仙台市教委が市内の中学校全64校を対象に実施した2015年度の部活動に関する調査で、休養日が「週1日以下」と回答した運動部が33%を占め、教員の負担が増加傾向にあることが明らかになった。「休みなし」も1%あった。
 文化部で休養日が「週1日以下」は16%、「休みなし」は1%。運動部も文化部も最も多かったのは「週2日程度」で、それぞれ61%と57%だった。
 「週1日以下」「休みなし」と答えた部はその理由として「好成績を収めるため。生徒や保護者の強い要望もある」「まとまった指導は週末しかできない」などを挙げた。
 教員が土日、祝日に部活動に従事する回数は年間延べ5万8819回(教員1人当たり36.2回)で、前年度に比べ総量で13.5%増えた。教員が勤務時間外に在校した時間は1人当たり月平均66.9時間に達した。
 市教委は15年4月、適切な部活動運営に向け休養日を年平均で週2日程度設けるよう各校に要請。外部指導者の積極的な活用や保護者らを交えたサポート体制の構築などを提案した。
 外部指導者の派遣を受けているのは60中学校、計178人に上る。外部指導者の活用を巡っては人材の確保や謝金の支払い、責任の所在など課題もあるが、教員の負担軽減につながるため市教委は拡充したい考えだ。
 文部科学省の省内チームは今年6月、教員の多忙を解消するため部活動の休養日設定を柱とした報告書をまとめた。大越裕光市教育長は「生徒にとってマイナスにならないよう配慮しつつ、教員の負担軽減を考える必要がある。休養日取得の周知徹底は可能だ」と話している。


関連ページ: 宮城 社会

2016年08月23日火曜日


先頭に戻る