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震災で苦難…地域の魅力 立体模型で後世へ

「折立素敵物語」事業への協力を呼び掛けた住民説明会

 仙台市青葉区の折立市民センターは本年度、地域の魅力を後世に残すため、立体地形模型とビデオの制作に取り組む。小中学生から高齢者まで幅広く参加を呼び掛け、世代を超えた交流にもつなげる。市民センターは「地域の宝として残せる物を作りたい」と意気込んでいる。
 市民センターによると、折立地区は商店が少なく、高齢化も進んでいる。東日本大震災後は甚大な被害を受けた住民が転居を余儀なくされるなど、地区は多くの苦難を抱えているという。このため、地域の良さを見直し、活性化につなげようと「人が地域を創る−折立素敵(すてき)物語」と銘打った今回の事業を企画した。
 広瀬川や蕃山など、自然豊かで起伏に富む折立地区の地形を立体模型で再現する。宅地開発で大きく姿を変えた地域の移り変わりを紹介しようと、異なる時代の2種類を制作する案が出ている。
 ビデオでは、折立地区に長く住むお年寄りらに地域の歴史や魅力、次世代へのメッセージを語ってもらう。15〜20分程度に編集する考え。ナレーションを子どもたちに任せることなども検討している。
 企画に関する住民説明会が7月下旬にあり、12人が参加した。今月20日には地元の町内会長ら約10人が実行委員会を結成し、立体模型にする地理的な範囲を決めた。今後、ビデオ出演者の人選などを進める。
 制作に着手するのは11月ごろで、来年3月までの完成を目指す。出来上がった作品は地域を学ぶ資料として、小中学校や町内会への貸し出しを想定している。
 折立市民センターは「子どもからお年寄りまで、折立にゆかりのある人は力を貸してほしい」と、参加者を随時募集している。連絡先は同センター022(226)1226。


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2016年08月23日火曜日


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