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<楽天>ウィーラー 4番で本領

3日のオリックス戦で今季20本塁打となる左越え2ランを放つウィーラー

 東北楽天のウィーラーが打線の中核として本領を発揮している。今季は106試合に出場し、23本塁打はリーグ3位、69打点は同6位の成績で、共に昨季の数字を既に上回る。頼れる4番は「高い目標だが、30本塁打、100打点を達成したい」と、さらなる数字の上積みを目指す。

<好球必打で>
 ウィーラーが本塁打を放った21試合のうち15試合でチームが勝った。同点などの膠着(こうちゃく)した状況を破る一発が光る。19日のオリックス戦(京セラドーム大阪)では、七回に先制ソロを放ち、7回無失点と力投した安楽智大の今季初勝利をお膳立てした。
 「手首のパワーと使い方には自信がある」と速球に力負けせず、バットで球を強く押し込む打撃が持ち味だ。本塁打の約7割を2ストライクに追い込まれる前に記録。初球打ちが6本と最も多く、ストライクを積極的に狙う「好球必打」を貫く。
 3日のオリックス戦(コボスタ宮城)では、球団史上、過去に山崎武司、フェルナンデス、ジョーンズ、マギーの4人しか記録していない年間20本塁打に到達。昨季の14本塁打を上回るペースで順調に積み重ね、球団の外国人選手では初の30本塁打以上を目指す。「打席では雑念をなくすのを心掛けている」と平常心の重要性を説く。
 入団2年目。主砲として活躍するまでの道のりは、平たんではなかった。「外国人選手は結果を出して当たり前と見られる中、自分の力を首脳陣に分かってもらうまでが難しかった」と振り返る。
 昨季は1、2軍の行き来を繰り返し、後半戦にようやく日本野球に適応し始めたが、今季は開幕から安定した働きを見せる。特に後半戦の打率は3割5分7厘と上り調子で、「昨季とは違うことを数字でも証明できている」と胸を張る。

<まとめ役も>
 ほかの外国人野手のけん引役でもある。「学んだことは伝えるようにしている」と今季加入した顔触れへの助言を惜しまない。アマダーは「日本の野球の特徴やチームのルールを教わっている。頼りになる存在」と慕う。梨田昌孝監督も「外国人選手のまとめ役としていい雰囲気をつくっている」と目を細める。
 残り35試合で3位ロッテとは10.5ゲーム差。クライマックスシリーズ(CS)進出の可能性が残る以上、ウィーラーは「チームが一丸となり、少しでも上位との差を縮めたい」と諦めない戦いを誓う。(佐々木智也)


2016年08月23日火曜日


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