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足こぎ車椅子「コギー」 VR活用リハビリも

世界中の好きな場所を見ながら車椅子でリハビリができる

 足こぎ車椅子を開発、販売するベンチャー企業のTESS(仙台市)が、製品名を「COGY(コギー)」に改め、販売強化に乗り出した。VR(バーチャルリアリティー)技術を車椅子と組み合わせて使うリハビリシステムも開発し、福祉施設への導入拡大を目指す。
 製品の特徴が伝わりやすいよう、従来の「Profhand(プロファンド)」から変更した。コギーは車椅子に座ったまま、前方のペダルを足で踏んで前に進む。半身不随の人でも片足が動けば自力で乗ることができ、リハビリにもつながる。
 VRを使ったリハビリシステムは、室内に固定した車椅子のペダルを踏むと、プロジェクターで壁などに映した仮想空間の画像が動く仕組み。
 インターネット上の「グーグル・ストリートビュー」などを活用し、世界中の好きな場所を移動体験しながらリハビリできる。同社は福祉施設などを対象に、車椅子やプロジェクターなどをセットでリースする。
 車椅子と連動したスマートフォンのアプリも開発した。ペダルにセンサーを埋め込み、踏み込んだ際の足裏の圧力や重心の位置などを測定。リハビリ計画作りや進み具合の確認などに生かせる。
 車椅子の販売数は現在、年間約1200台。当面は国内で販売されている車椅子の約1%に当たる2000台を目標にする。製品名の変更に合わせ、ネット販売の専用サイトを開設。7月中旬には初の体験試乗会を仙台市内で開いた。
 鈴木堅之社長は「まだまだ認知度が低い。多くの人に効果を実感してもらうため、試乗会を各地で開いていく」と話した。


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2016年08月24日水曜日


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