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<台風9号>「久保のカツラ」一部折れる

台風9号の影響で幹の一部が折れた「久保のカツラ」

 台風9号の暴風で、宮城県気仙沼市久保にある県指定天然記念物「久保のカツラ」の幹の一部が折れたことが23日、分かった。推定樹齢800年以上と県内で最も古く、国内有数の巨木として知られるカツラで、県教委と市教委が所有者と対応を検討する。
 カツラは高さ34メートル、幹回り13メートル。近くに自宅がある所有者の農林業熊谷博之さん(73)が23日朝、根元から分岐する7本前後の大きな幹のうち2本(直径約130センチと約50センチ)が折れて倒れているのを確認した。
 22日午後9時半ごろ、熊谷さんは雷が落ちたような音を聞き、直後に自宅が停電。停電はカツラの倒木が原因だった。
 仙台管区気象台によると、台風9号は22日夜に同市に最接近し、午後9時40分ごろに最大瞬間風速21.0メートルを観測した。2008年の統計開始以来、8月では2番目に強い風だった。
 23日は市教委の担当者が被害を確認した。県教委は所有者による応急措置を支援する方針。熊谷さんは「風雪に耐えてきたのに、よほどの突風が吹いたのではないか。折れた傷で腐らないよう治療し、もっと長生きしてほしい」と話した。


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2016年08月24日水曜日


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