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<葛岡工場火災>現場判断優先 消火長引く

 仙台市青葉区郷六の市ごみ焼却施設「葛岡工場」のごみ集積ピットで20日夕に起きた火災は、発生から約2日後にようやく鎮火が確認された。工場から消防への通報、消防による消火活動の必要性など、現場の判断を優先した結果、活動は長引いた。
 市などによると、20日午後6時15分ごろにピット内のごみから出火。職員による放水では鎮火できず、午後8時35分ごろに宮城消防署へ連絡した。
 消防は工場に消火設備があることや、工場では同様の火災が時々起こると説明を受け、放水継続を指示して午後11時半ごろ撤収。21日朝に工場から再度連絡を受け、消防車など29台で消火活動を行った。最終的な鎮火確認は22日午後4時50分ごろだった。
 市によると、工場の消火活動はマニュアルで定められているが、消防への通報に具体的な基準はない。
 市施設課は「(通常は)職員のみで鎮火できる範囲だった」と説明する。宮城消防署は現場の判断に「問題なかった」とする一方、活動が長引いた一因として「ごみの量が膨大で、煙の出どころの見極めが難しかった」ことを挙げた。
 市は火災は発火物の混入が原因とみて、使い切ったスプレー缶は穴を開けてから資源ごみに、使用済みライターは水に浸してから家庭ごみに出すなど適切な処理・分別を呼び掛ける。


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2016年08月24日水曜日


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