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<浪切地蔵尊>荒浜の信仰の場 復活

真新しいお堂に鎮座した浪切地蔵尊

 東日本大震災で被災した亘理町荒浜の浪切(なみきり)地蔵尊のお堂が再建され、23日、落成式があった。地区内外に散り散りとなった住民約40人が参加し、江戸時代後期に建立された地蔵尊への信仰心を新たにした。
 地元の成就院の菊地英明住職(68)が読経を上げる中、一人一人が焼香し、真新しい木造のお堂に鎮座した地蔵尊に手を合わせた。お堂は住民らでつくる「浪切地蔵尊奉賛会」が寄付を募って建立した。
 地蔵尊は海上安全や子どもの成長を願う住民の信仰を集め、震災前は毎年夏祭りが盛大に開かれた。かつてのお堂は津波で流失。敷地はかさ上げ道路の用地となったため、町が代替地として確保した隣接地に2014年に移った。
 奉賛会の渡辺庄寿会長(63)は「震災から5年以上が経過し、多くの方々の協力で信仰の場を復活させることができた」と感慨深げに話した。


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2016年08月24日水曜日


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