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仙台西公園の魅力に迫る 歴史や旧跡紹介

西公園にある「仙台高発祥の地」の石碑を下見する清水さん

 杜の都仙台を代表する西公園(青葉区)の魅力を知ってもらおうと、地元の市民グループが全4回のセミナーを9月に開講し、埋もれがちな歴史や園内の旧跡を紹介する。担当者は「仙台の宝というべき西公園のファンを増やしたい」と意気込む。

 企画したのは市民有志でつくる「西公園を遊ぼうプロジェクト」。西公園の活性化に取り組む人材を育てたいとの思いを込め、「西公園フロンティア養成講座」と銘打った。初回は9月7日。12月までの毎月第1水曜日に開く。
 初回は西公園の歴史と石碑をテーマに開催。青葉区大町生まれで日本のクラシックバレエの先駆者東勇作(1910〜71年)のブロンズ像や、江戸時代初期に広瀬川で拷問を受けた宣教師をしのぶキリシタン殉教碑などを見学する。
 第2回以降の題材は土木遺産に認定された「れんが下水道」や、桜岡大神宮、こけし塔、動植物の生態など多岐にわたる。約350万年前に宮城県蔵王町東部の火山噴火で堆積したという新説が最近出た「広瀬川凝灰岩」の解説も予定している。
 西公園は1875(明治8)年、旧仙台藩の武家屋敷跡地に整備された。1922年には、園内にあった市公会堂で物理学者アインシュタインが講演したことも。仙台高、常盤木学園高の創立地で、かつては市天文台や市民プールなどもあった。
 市内最古の都市公園として親しまれてきた西公園。プロジェクト事務局の清水千佳さん(49)は「西公園には花見や花火見物以外にも魅力がたくさんある。地下鉄東西線の大町西公園駅ができた今、西公園でどんな活動ができるのか参加者と探りたい」と話す。
 全4回の受講希望者が優先だが、1回ずつの申し込みも可。初回締め切りは31日。定員25人。資料代として各回500円。連絡先は事務局のビーアイ022(262)2969。


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2016年08月24日水曜日


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