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養護施設退所 18歳以降支援のサロン開設

「どんな理由でもいいので気軽に来てほしい」と話す森田さん

 児童養護施設や里親の下で育った子どもたちの自立を支援しようと、仙台市のNPO法人「ほっぷすてっぷ」がサロン「虹の谷」を7月中旬に開設した。週3回開き、利用を呼び掛けている。
 サロンは仙台市青葉区木町通1丁目の木町通総合ビル2階にあり、同じフロアにある「よつば司法書士行政書士事務所」代表の司法書士森田みささん(50)が相談に乗る。小説や漫画も置いてあり、相談事がなくても自由に過ごせる。
 森田さんは東日本大震災後、震災孤児の未成年後見人を業務として請け負ってきた。震災に関係なく、親の支援が受けられない子どもたちに関する相談も受けるようになり、18歳以降、児童養護施設を退所した子どもたちに「居場所がない」という問題があることを知ったという。
 子どもたちの窮状を救おうと、2015年12月に「ほっぷすてっぷ」を設立。今年2月には、金銭管理など生活上の知識を身に付けてもらう無料講座を開いた。
 アパートの賃貸契約を結ぶ際、施設出身者の多くが保証人の確保に苦労していることから、居間や台所を共有するシェアハウスの活用も検討している。森田さんは「親でも友達でも先生でもなく、話が聞ける大人として寄り添っていきたい。携帯電話の充電目的でもいい。とにかく遊びに来てほしい」と話す。
 サロンの開設日と時間は火曜と木曜午後2〜8時、土曜午前11時〜午後5時。予約不要。連絡先は「ほっぷすてっぷ」022(399)9427。


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2016年08月24日水曜日


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