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<台風9号>突風や鉄砲水被害 東北に爪痕

鉄砲水で流木が押し寄せ、全壊した住宅=23日午後5時35分ごろ、白石市福岡深谷

 台風9号は23日、東北を縦断した後、各地に爪痕を残した。岩手県奥州市では突風が発生し、住宅などが破損。宮城県白石市では沢の鉄砲水による流木が住宅を直撃し、1棟が全壊した。青森、宮城、山形3県の計9市町村が出した避難勧告は23日午前までに、解除された。
 奥州市胆沢区では22日午後10時ごろ、突風が発生。倒木で民家3棟が一部破損、車庫や牛舎など9棟が倒壊したり、トタン屋根が剥がれたりした。けが人はなかった。盛岡地方気象台は23日、竜巻の可能性があるとみて現地を調べた。胆沢区ではほかにブルーベリーや梅の木が倒れる被害もあった。仙台管区気象台は24日、大崎市でも突風が起きたとみて現地調査する。
 白石市によると、22日午後8時ごろ、同市福岡深谷の住宅1棟が、大雨で増水した裏手の沢から流木や土砂などが流れ込んで全壊した。住宅には当時2人いたが、逃げて無事だった。
 仙台市では台風が去った後の23日午後、一部地区で再び大雨に。前日の避難準備情報を解除した後の午後6時20分、氾濫の恐れがあるとして泉区の七北田川沿岸に避難勧告を発表。青葉区大倉地区に再び避難準備情報を出した。いずれも午後9時までに解除した。
 青森、山形両県の住宅など7棟が床上浸水。青森、秋田、山形の3県、10市町村の26棟が床下浸水した。
 山形県米沢市の滑川温泉と姥湯温泉は22日夜、道路の土砂崩れで宿泊客らが一時孤立状態となったが、23日に解消された。
 岩手県岩泉町の観光地「龍泉洞」は23日、大雨による増水で閉鎖。再開は約1週間後になる見通し。


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2016年08月24日水曜日


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