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鶏を平飼い餌に納豆 高級有精卵を販売

平飼いの鶏の成育状態を確認する門伝社長(左)と岩島代表理事

 宮城県栗原市の有限会社川口納豆と農事組合法人栗駒高原は、餌に地場産の米と納豆を与えた鶏の有精卵「川口納豆たまご」(6個入り400円)の販売を始めた。鶏をケージから放して自由に歩かせる「平飼い」を徹底。自然に近い飼育環境をPRし、健康志向の消費者に売り込みを図る。
 栗駒高原の鶏舎3棟で計1500羽を管理。川口納豆が生産した飼料用米に納豆やカキ殻を混ぜた自家製飼料を配合し、地面に敷き詰めて与える。鶏は運動しながら好きな時に食べ、ストレスが少ない状態で卵を産むことができる。
 鶏ふんは堆肥にし、飼料用米を育てている水田に利用。このサイクルで「『循環型有機農業』を地域で確立できる」(門伝英慈・川口納豆社長)という。
 卵はさらっとした舌触りが特徴。米の栄養価が影響し、トウモロコシを与える従来の鶏卵に比べ、コレステロールなどの体内調整を助ける不飽和脂肪酸の増加も期待できる。客の目を引こうと、パッケージには川口納豆のラベルをそのまま転載した。
 栗駒高原の岩島誠代表理事は「ケージ飼いに比べ生産効率は良くないが、一羽一羽丁寧に育てている。味は抜群だ」、門伝社長は「産地偽装事件などで食の安全に対する意識が高まる中、安心な栗原産の卵を多くの人に知ってほしい」と話す。
 栗原市一迫の農産物直売所「あやめの里」で取り扱うほか、通信販売もする。首都圏の百貨店でも売り出す予定。連絡先は川口納豆0228(54)2536。


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2016年08月25日木曜日


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