宮城のニュース

<GIANT>ツール・ド・東北高く評価

 自転車メーカー「GIANT(ジャイアント)」の劉金標会長は24日、河北新報社の取材に応じ、東日本大震災の被災地で開催される「ツール・ド・東北」を高く評価し、日本でのサイクルツーリズムの活性化に期待感を示した。一問一答は次の通り。

 −震災では、宮城など被災3県に計1000台の自転車を提供した。
 「台湾のテレビで震災の様子を見て、被害の大きさに心を痛めた。電車も自動車も動かない中で、交通手段として自転車を提供することが被災者にプラスになると考えた。運輸業者らの助けで、無事に送り届けることができた」

 −震災後の東北では、サイクルツーリズムの振興を図る動きが高まっている。
 「サイクリング文化は台湾の方が進んでいる。日本は交通手段としての意識が強く、サイクリングとしての楽しみを見つけられないでいる。健康的で環境にもいい。自ら体験しないと楽しみは分からない」

 −普及に向けて、官民が担うべき役割とは。
 「行政だけの取り組みでは堅苦しく、面白みが十分に発揮できない恐れがある。民間と手を組み、努力を重ねることが重要だ」

 −ツール・ド・東北は今年4回目を迎え、参加者が年々増えている。
 「大変、意義のある大会だ。ジャイアント日本法人から要請を受け、被災地に役立つことが重要だと考えた。今年は間に合わなかったが、いずれ私も出場し、日本の方々と一緒にサイクリングを楽しみたい」

 −テクニカル・サプライヤーパートナーとして大会を支える。将来をどのように見据えるか。
 「時間をかけて、歴史を積み重ねることが大切だ。単なるレースのための大会ではなく、自転車文化の推進、普及という目標を継続すれば、必ず成功する」


関連ページ: 宮城 経済

2016年08月25日木曜日


先頭に戻る